映画で学ぼう [Escape from the Alcatraz]
アルカトラズ島と言えば、クリント・イーストウッド主演(モリス役)の‘アルカトラズからの脱出(Escape from Alcatraz)’という映画が有名です。3人の囚人がアルカトラズ刑務所から脱獄する様を、実話にもとづいて描かれています。ここでは、映画の一部の会話シーンをリスニングしてみましょう。意外と旅行に役立つフレーズが見つかるかもしれませんよ。
映画シーン1
となりの独居部屋の服役囚バッツが壁越しで新入りのモリスに話しかけるシーンです。
狭い牢屋にいる2人をイメージして聴いてみましょう。

※別ウィンドウで音声画面が立ち上がります。
会話)
バッツ(Butts)/モリス(Morris)
- バッツ:
- Is anybody over there?
- モリス:
- Yeah, me.
- バッツ:
- How are you doing, neighbour? I’m Charlie Butts.
Smallest cell I’ve ever been in.
- モリス:
- You’ll get used to it.
- バッツ:
- I don’t think so. I don’t like living alone in one of these cells.
和訳)
- バッツ:
- 誰かいるか?
- モリス:
- ああ、いるよ。
- バッツ:
- お隣さん、元気か。俺はチャリー・バッツ。今までに居たことのないほど狭い独房だ。
- モリス:
- すぐに慣れるさ。
- バッツ:
- そうは思わないね。独房で一人暮らしは好きじゃないさ。
解説)
"get used to ~"これは、「~に慣れる」という表現になります。
日常的によく使う表現なので覚えておきましょう。
"cell"は「独房」を意味します。狭い独房の中に一人で長時間いることはやはり相当の苦痛なのでしょうね。
映画シーン2
服役囚モリスが食堂で食事中に、スプーンを使って独居房に抜け穴を掘ることを考えつきます。
前の席に座っている脱獄を一緒に企てようとするフレッドと、監視員にうまく言い寄ってスプーンを手に入れるシーンです。

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会話)
バッツ(Butts)/モリス(Morris)/看守1/看守2
食堂で食事中のモリスとフレッド。モリスはスプーンをわざと足で踏み泥をつける。
- モリス:
- Hey, guard. Can I exchange this spoon?
- フレッド:
- And I want to ask about working in the kitchen.
- 看守1:
- Go ahead.
- モリス:
- Thank you.
モリスとフレッドは、食堂内のスプーン置き場へ歩いて行く。そこにも監視員がいる。
- フレッド:
- I want to join the kitchen detail.
- 看守2:
- Can you cook?
- モリス:
- Can I turn this spoon in for another?
- フレッド:
- I used to be a cook in a cafe in Georgia. Everybody loved my meatballs.
看守2とフレッドが話している隙に、モリスはスプーンを交換すると同時に、2本のスプーンをとるのに成功。そして、一本を自分のポケットへ忍ばせた。
和訳)
- モリス:
- 看守。スプーンを交換したいのだが。
- フレッド:
- 俺は調理場の手伝いをしたいのだが。
- 看守1:
- 行け。
- モリス:
- どうも。
- フレッド:
- 料理を手伝わせてほしいんだが。
- 看守2:
- 料理ができるのか?
- モリス:
- このスプーンをほかのと変えたいんだが。
- フレッド:
- ジョージアの店で経験がある。みんな俺のミートボールが好きだったよ。
解説)
「exchange (this spoon)」、「turn (this spoon) in for another」は聞き取れたでしょうか?
「(スプーン)を交換する」「この(スプーン)を別のものに変える」という意味になります。
その他に、「used to」「経験がある、よく、、、した」 という表現もでてきましたね。
旅行中にも活躍する言い方ですので、覚えておくと便利です。
それにしても、モリスはIQが高いだけに、考えることが巧みですよね。このスプーンで穴を掘ったのだから驚きです。
- あなたもモリスになった気分で、過酷な海を渡りきってみたいなんて思ってはいませんか?サンフランシスコでは、このアルカトラズ島前の海を泳ぎ渡り、さらに自転車、そしてマラソンととてつもないトライアスロンが開催されています。脱獄に成功した本物の囚人でも仰天してしまいそうですが、見に行くだけでもスリルが味わえそうですね。