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Amazing adventure [旅の達人]

ロードトリップ

車で旅する醍醐味

今週末は、ウィスコンシン州マディソンに、義父母に会いにロードトリップに行くことになった。 ちょっと実家に行ってくるから、というふうに簡単にいければよいのだが、ここはだだっ広いアメリカ。 ここからマディソンまでは7、8時間のドライブ。 簡単な荷物を用意して、それに息子のおもちゃと義父母への手土産を加えれば、準備万端。 ガソリンを満タンにして、おやつとジュースをもって、お気に入りのCDを聞きながらのドライブだ。

北西部の山並みドライブ

日本では、途切れることのない高速道路の壁や、大きな建物やビル、目に飛び込んでくる看板などを見ながらのドライブとなるが、 アメリカではいったん町をぬけてしまうと、次の町までなかなか着かない。 北西部では、美しい山並みを楽しみながらのドライブ、中央部では、波打つ草原を眺めながらのドライブ、南にいけば、ヤシの木と潮の香りを満喫しながらのドライブ。 まだ東側はドライブしたことがないが、東には東側にしかない美しい風景があるのだろう。 アメリカでは、日本に比べるとかなり多くの人がかなりの長距離のロードトリップを経験しており、また頻繁に行われているのだが、 ドライブは楽しいだけでは終わらない。ロードトリップにアクシデントはつきものだ。

ドライブアクシデント!

中央部の波打つ草原(トウモロコシ畑)

モンタナに住んでいたころ、私用でシアトルに行かなければならないことになった。 私の住んでいる町からは、車で13時間程度。飛行機で行けないこともなかったが、急な用事だったので、車で行くことにした。 その当時彼氏だった旦那が運転してくれることになっていたのだが、仕事が休めなくてたった一人での始めてのロングドライブになった。 自分の車がシアトルまでもつとは思わなかったので、レンタカーを借りて保険をかけてのドライブとなったが、 どれだけ運転しても、行けども行けどもシアトルは見えてこない。 おまけに途中のアイダホでの山道はものすごいカーブだらけで、集中力を一気に使い果たしてしまった。 そこを抜けると今度は眠くて眠くてどうにもならない。 ただまっすぐに続く道を行くだけで、暗くて景色も見えないため、一生懸命ミントガムを噛みながらの運転になった。

やっとシアトルに着いたと思ったら、今度は友人の家がちっとも見つからない。 電話をかけようにもその当時携帯をもっていなかったし、もう夜の10時なので周りに見えるお店もしまっている。 公衆電話もみあたらない。ついに明かりのついているチャイニーズレストランを見つけて、つたない英語で 「電話を貸してくれ、友人の家が見つからないんだ。すぐ終わるからお願いします」と懇願してみたが あっさりNO。ドアすら開けてもらえなかった。 1時間くらいふらふら迷った挙句、やっと電話を使わせてくれたバーを見つけて、友人宅に連絡。 友人が迎えに来てくれたのだが、「シアトルのダウンタウンで夜に車を降りて一人で歩いたりしちゃだめよ」 と叱られてしまった。

何が起きるだろう?

雪の降りしきる夜

帰りのドライブはもっとひどかった。 なんとシアトルからアイダホを抜ける間、ずっと吹雪だったのだ。 天気予報もこんな大吹雪になるとは言ってなかったし(山の天気は変わりやすいので予測しにくいのは事実だが)、 ましてやたった一人での始めてのロングドライブだ。 外は真っ暗で、高速でワイパーを動かしても雪はどんどん降り積もる。 前の車のライトもよく見えなくて、一人で不安だった私は「多分ここで私は死ぬんだ・・・」などと考えはじめ、 目に涙をためながら20マイルのスピードで山道を運転した。 そういえば今日は自分の誕生日だと思い出し、 なんで自分の誕生日にこんな目にあわなければいけないのかと、さらに目に涙をためたのを覚えている。 仕事でこれなかった彼氏をことごとく恨んだものだ。
アイダホを抜けると、さっきまでの吹雪はまるで幻影だったかのように止み、 安心したら急に体が重くて筋肉痛になってしまった。 きっと運転している間中、体中の筋肉という筋肉を緊張させ、神経を尖らせて集中していたのだろう。 母にクレジットカードを使わせてもらい、安いモーテルで一泊することにした。 とんでもないファースト・ロードトリップになってしまった。

マイアミは潮の香り

このように、ロードトリップには予期せぬ出来事が多々起こる。 単なるガス欠を車の故障と勘違いして大騒ぎしたり、ふと気がついたら靴を一足いつの間にかなくしていたり(多分ガソリンスタンドかどこかで落としたのだろう)、めがねが途中で壊れてアロンアルファでくっつけて目をしぱしぱさせながら運転したりと、 準備万端でドライブに臨んでも、この始末だ。 今回のウィスコンシンへのロードトリップは何が起きるだろう? 天候に恵まれ、美しい風景を楽しみながら安全に旅行できることを願ってやまないが、 心の奥で、ちょっとした思い出に残る、面白いハプニングが起こることも願っている自分がいる。
それでは、行って来ます!


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